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猪木魂

猪木魂

猪木対ドリー・ファンク・ジュニア

 先日ネットで注文していたDVDが到着した。
日プロ時代の猪木さんの貴重な映像が初DVD化したもの。
タイムマシンに乗って、26才のアントニオ猪木に逢える。
昨日は44年12月2日の大阪府立を観戦。

 今の”スタントマンのメロドラマ”とは一線を画す内容。
クラシカルな素晴らしい技術の応酬。
「これぞプロのレスリング!」と言う内容が展開されていく。
ドリーのトーホールドなどは現在では使われなくなった技。
それはいかにも効きそうに見える。
(実際の効果とはあくまで別、いかに効きそうに見えるかが大切。)
当時のNWA系のレスラーのムーブを想い起こさせてくれた。
若き猪木さんの試合の組み立て方も注目できた。

 様々な発見もできる。
ドリーはグランドのムーブの中でSTFを使っている。
シニアの突っ込み古感たっぷりで面白い。
若き日のハリー・レイスもセコンドだ。
観客の沸き方も当然今とは違う。
そんな発見も面白い。

 攻めどころも明確。
腕狙いの猪木さん、足狙いのドリー。
観客に分かりやすい。

 西村が復興を掲げてはいるが、奴らがやっても今ひとつ。
我々が真のプロレスを知るにはDVDと言うタイムマシンを使って昔に戻るほか無い。
今のプロレス界に必要な言葉は「温故知新」である。
名画は時を経ても色あせない。

 しかし正直な所、単調な組立の昔の試合で60分フルタイムはきつくもある。
(実際には保存映像が10分くらい欠落しています。)


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